Twitterで先日のさらばとクリピの対バン(？)の話を読んでいたら、
お笑いツーマンであるあるの「どっちのファンか？」挙手をやった話があった。
私、アレ、苦手。
お笑いのツーマンだとかなりの確率でやってるの見ると自虐ネタに持って行ったりネタをそれで調整したりする技のひとつなのかもだけど
アレ、演者も観客もいいことない質問な気がするんだよね。私はアレされるとその後、色々意識しちゃってネタに没頭できない。それ超えてくる面白いものは面白いんだけど自らハードル上げてどうするの？
まぁ、ミュージシャンの方はツアーグッズとかで誰のファンかなんとなく察する方法もあるのだけど
しかし、数で見せて意識させてどうするんだよって。
で、そこから自虐や客いじりにいくのもなんかなぁ……ってなって、正直、モヤって帰る確率かなり高い。ファンだって誇りあるし、自虐されちゃうとなんかそのファンだってことがやりきれなくなるんだよね……
で、今回、それがあった後、クリピのLiveの時に「どちらのファンでも楽しんでください」ってｍｃしたのを森田さんが聞いて反省してたってツイート読んで、いいなぁ〜良かったなぁ〜って思ったの。ホント、それ！
客がパンパンでもスカスカでもぶちかますだけなのよ。その気概なのよ。
どっちのファンだろうと両方のファンだろうと楽しいことは楽しいしそんな壁わざわざ作る必要ないのよ。みんな楽しみにきてるんだから。なんか、ずっと持ってたモヤモヤがスッキリした。
大好きだった歌舞伎役者さんはご贔屓さんの前よりも歌舞伎鑑賞教室で無理矢理連れてこられてつまんなそうな学生さんや幕の内弁当を食べに来ただけの様な団体のお客さんへの舞台でそういうお客様を舞台に引き込む方が燃えると言っていて正にそれをやってみせる方だった。とてもカッコいい人だった。
たぶん、アウェイでも堂々と巻き込んでかましてる人たちをカッコいいって思って芝居にしても音楽にしてもずっと見てきたからそう感じるのかもしれないし、これからもそういう人々を私は愛するのだろうな。
