shidouofthedeadの日記

日々の雑文帳

そして私は孤高に立つ

むかし、女優志望の友人と一緒にいて露骨におめぇ邪魔だって態度取られたり職場の皆でカラオケ行って終電の時間だから伝えたら「あ、そう」と女ひとりの夜道を心配されることなく見送られひとりで帰る女だったので慣れっこでひとりでいいやと割り切って過ごしてくる様になっていた学生の頃から群れることも苦手だったし……どう付き合っていいかわからなかったし、ひとりでも生きていけるしと思ってた。息子が生まれ、所謂、「ママ友」はそんな学生時代の第二ステージで子どものためにと頑張ってはみたものの結局は同じことの繰り返しでどう足掻いても同じ道なのだと悟った

そんな第二ステージの総決算が息子の高校の保護者の謝恩会でそれなりに息子の部活の保護者との交流もあったので参加したものの知らない間に出来ていた大きな輪の中に入ることができず、壁の花でそれをぼんやり眺めて終わった。

都心の高層ホテルでのゴージャスな大勢の人々がさんざめく空間の中で居場所もなく味わったあの孤独が自分が作った壁のせいだというのも理解した上でどうしょうもなく空虚で悲しくていたたまれなくて、色々あったけど自分の中で一番の孤独を感じた瞬間だった。アレがあったから本当の孤独を知った。